帰宅して玄関を開けた瞬間から、夕食作り、洗濯物の片付け、お風呂の準備……と、息つく暇もないですよね。
家の中での“ちょこちょこ移動”は、気づかないうちに毎日たくさん積み重なります。
だからこそ、間取りや収納の「動線」を整えるだけで、夕方〜夜のバタバタは驚くほどラクになります。
今日は、1日30分のゆとりを生む「時短動線」のアイデアを、リアルな生活シーンに合わせてご紹介します。
玄関から「散らかり」をリビングに持ち込まない動線
夕方のバタバタの第一歩は、リビングにカバンやコートが放り出されることから始まります。
「あとで片付けよう」と思っていたのに、気づけば寝かしつけまで一直線…。そして夜に残るのは散らかったリビング。
この“後回しの種”を玄関で止めるのが、**「ただいま動線」**です。
玄関横のファミリークローゼット
リビングに入る前に、コートを掛けて、カバンを置く場所を作ります。
これだけで、夜に発生しがちな「リビングの片付け」が1回分まるっと不要になります。
ポイントは「完璧に収納」ではなく、とりあえず置ける・掛けられること。
フック+棚+ボックスでも十分です。
- コート:ハンガーパイプ or フック
- カバン:棚 or カゴ
- 子どもの帽子・園バッグ:低い位置に専用スペース
“帰宅直後に3歩で片付く”状態が作れれば、夕方の疲労感がかなり変わります。
そのままパントリー直行
重い買い物袋を抱えて、リビングを横断していませんか?
この数十歩が地味にしんどい上に、途中で袋を置いて「あとで片付ける」が発生しがちです。
玄関からキッチンへ直接つながる動線があれば、買い物袋は最短距離でパントリーへ。
冷蔵庫への収納も“秒”で終わります。
- 玄関 → パントリー(またはキッチン)へ直行
- 仕分けする場所(カウンターや棚)があるとさらに時短
「帰宅後にまずやること」がスムーズになると、そこから先の家事も連鎖的にラクになります。
「洗う・干す・畳む」を1歩も動かず完結させる
共働き家庭にとって、洗濯は「夜」や「隙間時間」の勝負。
だからこそ、あちこち移動するのはタイムロスです。
洗濯をラクにするコツは、ずばり
「洗う場所」と「干す場所」と「しまう場所」を近づけること」。
脱衣所 兼 ランドリールーム
おすすめは、脱衣所(洗面所)を少し広げてランドリールーム化すること。
「洗う」場所のすぐ上に、干すためのアイアンバー(物干しバー)を設置します。
- 洗濯機から出す
- その場で干す
- 移動ゼロ
雨の日でも、夜でも、迷いなく干せるので
「洗濯物どうしよう…」というストレスが激減します。
※スペースが限られる場合でも、天井付けの物干し/折りたたみ式/浴室乾燥など選択肢はあります。
「畳まない」という選択
実は、洗濯のボトルネックは「畳む」作業です。
乾いたらそのまま
- 横の棚に収納
- もしくはハンガーのままクローゼットへ
に変えるだけで、「カゴに入れて2階へ運ぶ」という重労働をカットできます。
この動線ができると、家事はこう変わります。
- 取り込む → その場で仕分け → その場でしまう
- 移動がないから、腰も心もラク
- 「後で畳もう」が発生しない
“畳むのが当たり前”をやめると、洗濯は一気に軽くなります。
配膳と片付けが「歩数ゼロ」になるダイニング
料理を作るだけでも大変なのに、
並べて、運んで、また下げて……。
この往復が積み重なると、夕方の疲れは倍増します。
そこで取り入れたいのが、「横並びダイニング」です。
キッチンの横にテーブルを配置
キッチンの“横”にダイニングテーブルを置くと、配膳はこうなります。
- 出来上がった料理を横にスライド
- 食べ終わった食器も座ったまま受け取れる
言い換えると、配膳と片付けの歩数がほぼゼロになります。
毎食の「行ったり来たり」がなくなるだけで、
夕食後の疲労感がかなり違います。
子どももお手伝いしやすい
距離が近いと、小さなお子様でも「運ぶ係」を安全に楽しく手伝ってくれます。
- 箸を置く
- コップを並べる
- 食器を下げる
“できた!”が増えると、親の負担が減るだけでなく、子どもも嬉しそう。
家事が「ひとりで抱えるもの」から「家族で回すもの」に変わっていきます。
【まとめ】家を「家事を楽にするパートナー」にしよう
家づくりを考えるとき、ついつい「おしゃれな外観」や「広いリビング」に目が向きがちです。
でも、住み始めてからあなたを助けてくれるのは、こうした「名もなき家事を減らしてくれる動線」だったりします。
まずは難しく考えずに、紙やスマホのメモにこう書き出してみてください。
- 今の家で「ここが不便!」と感じる瞬間
- 夕方〜夜に「何度も往復している場所」
- 「あとでやろう」が発生するポイント
それが、理想の時短ハウスへの第一歩です。
少しでも「自分の時間」を増やして、
夜にホッと一息つく余裕を手に入れませんか?


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